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新宿区

新宿区は1991年に都庁が有楽町から移転して以来、東京の中心として発展を続けています。JR山手線では「新宿」駅、「新大久保」駅、「高田馬場」駅が新宿区に位置しており、JR総武線の「新宿」駅から「飯田橋」駅までの区間も、駅の北側は新宿区に位置しています。

人口は約32万人で、近年は西新宿をはじめとして高層マンションが次々に建設されており、都心の刺激を求めて新宿区に移り住む人が多く見受けられます。

新宿区と聞くと、歌舞伎町のイメージがあることから“少し怖い街”と思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。新宿駅から徒歩10分ほどの新宿御苑前まで行くと、駅周辺の喧騒が嘘のようにとても閑静な雰囲気になります。そして、このあたりには区立の小中学校も多数存在しています。

新宿御苑前から新宿通りに沿って四谷三丁目から四ツ谷へ、そしてお堀に沿って市ヶ谷、飯田橋へと至る界隈は、古くからその地に住み続けている人たちに、高層マンションの建設によって新しく移り住んだ人たちが溶け込んでいます。

特に「飯田橋」駅の北にある神楽坂は「地元の人」と「新しい人」が融合している町です。神楽坂は、かつては東京有数の花街として知られていました。今でも、一方通行の狭い坂道から枝分かれしている細い路地に入ると、粋な小料理屋があるなど昔の面影を感じることができます。

新宿区は東京の中心地である事から交通網の整備が進んでいます。中でも2000年に開業した都営大江戸線は新宿区に大きな恩恵をもたらしました。

都営大江戸線の開通以前は、東京メトロ東西線と都営新宿線に挟まれたエリアは、山手線の内側の都心にありながら最寄り駅までが遠くやや不便なところでしたが、都営大江戸線の開通を契機として、「東新宿」駅、「若松河田」駅、「牛込柳町」駅、「牛込神楽坂」駅の各駅の周辺は、道路が整備され高層マンションの建設ラッシュとなりました。

また、2008年に東京メトロ副都心線が開通したことで再開発にさらに拍車が掛かっています。

さて、新宿区は山手線の内側だけではありません。「高田馬場」駅を経由する西武新宿線と東京メトロ東西線の沿線には下落合をはじめとする閑静な住宅街が広がっています。

新宿区は緑の多いエリアでもあります。新宿御苑と神宮外苑をはじめ、お堀り端や早稲田大学の周辺などは絶好のお花見スポットとなっています。また、新宿区は神社仏閣が多いことから、春と秋には至る所でお祭りがあり、神宮花火大会などの大きなイベントも数多く行なわれています。

新宿区の交通期間は、JR山手線、中央線、総武線、東京メトロ丸ノ内線、東西線、副都心線、都営地下鉄新宿線、大江戸線が利用できます。新宿だけではなく、渋谷、池袋、銀座などの繁華街にも近く、とても便利なエリアです。